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高耐久塗料による住宅の外壁塗装はいつまでもつ?

住宅の寿命を伸ばすためには、外壁塗装は最も重要な工事であるといっても過言ではありません。

一度塗ってしまえば終わりではなく定期的に塗り替える必要があり、その費用は100万円を超えることもあります。

住宅に欠かせない塗料の塗り替えですが、高耐久塗料を使えばメンテナンスにかかる費用を安くできるかもしれません。

この記事では、高耐久塗料について以下の項目を紹介していきます。

  • 一般的な塗料の耐用年数
  • 高耐久塗料6種類の耐用年数と費用相場
  • 高耐久塗料で住宅の外壁塗装をする場合の注意点

それでは、みていきましょう。

一般的な塗料の耐用年数

一般的な住宅でよく使われているのはウレタン塗料やシリコン塗料で、耐用年数は約10年です。

塗料の耐用年数を過ぎてしまうと

  • 塗装の色があせてくる
  • 塗装の表面に白い粉が吹き出てくる
  • 外壁にヒビが入る
  • 塗膜が下地から剥がれたり浮いたりする

上記のような劣化症状が外壁に出てくるようになります。

最近では技術の進歩により、耐用年数が15~20年以上の高耐久塗料が多くの塗料メーカーから販売されるようになりました。

高耐久の塗料は一般的なものに比べると材料費が高いものが多いですが、塗り替えの頻度は少なくすむのでメンテナンス費用を安くできるメリットがあります。

高耐久塗料6種類の耐用年数と費用相場

高耐久塗料には多くの種類がありますが、その中でもよく使われるのは以下の6つの塗料です。

塗料の種類

費用相場

耐用年数

ラジカル塗料

3000~4,000円/㎡

12~15年

フッ素塗料

3,500~5,000円/㎡

13~15年

無機塗料

4,000~5,500円/㎡

15~20年

ナノテクノロジー塗料

2,500~5,500円/㎡

12~15年

光触媒塗料

3,500~5,500円/㎡

10~20年

アクリル100%塗料

3,800~4,500円/㎡

13~15年

2010年代から実用されるようになった新しい技術のものもあり、これからは高耐久の塗料が一般的に使用されるようになるかもしれませんね。

高耐久塗料で住宅の外壁塗装をする場合の注意点

高耐久塗料で住宅の外壁塗装をする場合は、以下の点に注意する必要があります。

  • 高耐久塗料での塗装実績が豊富な業者を選ぶ
  • シーリング材も高耐久のものを選ぶ
  • 塗料だけではなくメンテナンスの工事費込みで価格を比較する

それぞれについて、詳しく紹介していきます。

高耐久塗料での塗装実績が豊富な業者を選ぶ

高耐久塗料で住宅の外壁塗装をする場合は、塗装実績が豊富な業者を選ぶようにしましょう。

高耐久塗料は取り扱いが難しいものが多く、不慣れな業者が施工すると

  • 仕上がりにムラができる
  • 数年しか経っていないのに、ひび割れや色あせが出てきた
  • 工事費用が想定以上に高額になってしまった

といった事態になりかねません。

相見積もりをして複数の業者を比較してみると、高耐久塗料の施工に慣れているかどうかを見分けられますよ。

シーリング材も高耐久のものを選ぶ

高耐久塗料で住宅の外壁塗装をする場合は、シーリング材も高耐久のものを選びましょう。

シーリング材とは建材同士の隙間を埋めるための材料で

  • 建材同士がぶつからないクッションの役割を持つ
  • 外壁の隙間からの雨漏りを防ぐ
  • 接着剤として建材同士をつなぎ合わせる

上記のように外壁において重要な役割を担っています。

シーリング材は紫外線により徐々に硬化していくので、台風や地震で建物が動いた際にひび割れて雨漏りを生じやすくなります。

せっかく高耐久の塗料を施工しても、シーリング材が劣化すると早い段階で外壁のメンテナンスをしなければなりません。

塗料だけではなく塗り替えの工事費込みで価格を比較する

高耐久塗料を選ぶ際は、塗装だけではなく塗り替えの工事費込みで価格を検討しましょう。

塗装の塗り替えにかかる工事費は非常に高額で、100万円を超えることも決して珍しくはありません。

塗装工事では足場の設置・撤去や下地処理が必ず必要になってくるためです。

塗料が高額でも塗り替え回数が少ないのであれば、長期的に見ると最も安価に済む可能性もあります。

高耐久塗料は種類によって10年前後~20年以上と耐用年数にかなりの差があるので、塗料の単価だけで決めないように注意しましょう。

まとめ

これまではシリコンやウレタンの塗料が住宅の外壁塗装では一般的で、耐用年数は10年前後でした。

しかし、近年では技術の進歩により、耐用年数が20年近くにもなる高耐久塗料もよく使われるようになってきています。

高耐久塗料は塗り替えにかかるコストを安くできますが、扱いが難しいため塗装業者は慎重に選ばなければなりません。

また、塗料だけでなくシーリング材も高耐久のものを必ず選びましょう。


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